両取っ手付きボウル
Cornelius Kierstede American
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打ち出し技法による同形の6面から成り、取っ手がふたつ付いたこのボウルは、ニューヨークで作られた初期の銀器独特のものです。ブランディワイン・ボウルと呼ばれるこの種の器は、結婚式、葬式、そして特に近隣の女性が集まって新生児の誕生を祝ったキンダーマールの儀式に使われました。干しブドウとブランデーを入れたボウルが来賓の間で順に回され、銀のスプーンで取り分けられました。縁近くに彫られたイニシャルは、1689年に結婚した裕福なパン職人のスーニス・ヤコブセン・クイックと妻のフラウジャのものです。
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