アンティオキアの『 聖杯 』
ビザンチン帝国
1900年代初頭にこの作品が発見された当初、内側の無地の銀杯はキリストが最後の晩餐で用いた『聖杯』だったと考えられていましたが、その後の研究でこの作品はランプだったことが判明しました。表面を精巧な葡萄唐草文で覆われた外殻には、王座に座る若いキリスト像が2 箇所に描かれています。片方では巻物、つまり『御言葉』を持ち、他方は羽を広げた鷲の上で羊の横に座っています。これらの動物は、人類の救済者としてのキリストの役割を表すシンボルとなっています。
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