受難の場面と伝道者のシンボルを表した七宝細工
フランス
独自の技法、様式、色調が目を引くこの一組の作品は、コンクの大修道院長ベゴン3 世(在職1087–1107年)が修道院のために作らせた貴重な作品のひとつであることはほぼ間違いありません。おそらく本の表紙に使われたと思われるそれぞれの部分は、2枚の銅板が重ねられています。下板には人物像の顔つきや衣服が針金で表され、上板が人物と十字架の輪郭をかたどっています。
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